1992 年当時の季刊誌「NETWORKER」という本には
パソコン通信の事が詳しく書かれていた。
その接続の仕方から利用法まで書いて有るのだが、
一番目を引いたのは仲間が集まって情報
の交換をしているという BBS
(Bulletin
Board
System)
つまり駅前の黒板みたいな物だった。わからない事はここに書き込みすれば、
知っている人が答えるという具合で、接続しているすべての人がこの黒板を見る事が出来、
返答を返す事が出来るという優れ物構造の事だ。
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それが 2006 年末になると劇的な変化を余儀なくされた。言い換えれば、 Provider 契約している site は単なる入り口でしかなく、記載し保管される内容は契約とは 遊離して、無料の site だということだ。従って、あらゆる記載を永遠に人目にらさらす、新しい Internet が成立した。 それを気取って WEB2.0 と言おうが、 SNS と言おうがその人の勝手ではある。 違いは、もう記載した内容は記載した本人が削除命令をださない限り、人類の滅亡まで 保管されて人目にさらされるということだろう・・。まか恐ろしい装置が成立したものだ。 僕は、自己の作ったプログページの削除を遺言状に記載しておかねば大変なことになる事態に 陥ったということだ・・。貴方は何を感ずるだろうか・・。浮かれてブログなんかつくると 後始末が大変かもしれないと思うならば、貴方は冷静で正常な Internet User の一人だと僕は思う。
2010年になると、 twitter という上記の重厚さを排除した 140文字しか書き込みできない さらに恐ろしい装置が成立し、市民権を得た。この 5月連休のさなかに僕も参加した。 つぶやきという言い回しで圧倒的な速さで流布される道具も、そのつぶやきをする人の人格 に支えられていることも確かなようだ。follow される、されないという分類で閉鎖的ではない 環境を作り上げていると僕には思えるけれど、前述したとおり、この記述は人類の末裔にまで 記録されて残されると宣言している意味では、発言に気を使えということになるのだろうか。 むしろ、気軽さが選考されているとも僕には思える。
もっとも国内潮流が世界と違うのは、この国のいつものことだ。世界では FaceBook という 名のもっと重厚なシステムが稼動しており、一方では、 2011年2月のチェニジア、エジプトの動きを 支えている道具であり、他方では同時期にオーストラリアを襲った台風の避難場所を登録住所 に従って指示し続けるという政府の快挙によって、その装置のすばらしさを証明してしまった。 時を同じくして、この映画が公開されている事も注目を集めたし、アカデミーにノミネート されたことも、まさにこの年の一世を風靡した言葉になった。僕も、twitter に 引き続きこれにも参加したが、Google もついにはこの SNS の出現回数を集めてカウント していると白状したのは、本当に時代の流れが早いという以外、形容のしようがなくなった と思う。
 
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も成立しつつある。新商品を投入する側から見れば、
口コミを利用した商品の啓蒙には最も合致した道具だといえるかもしれない。
もちろん、このことは Internet 上で公開されているあらゆる情報は、商業化されている
可能性の下にあるという事であり、2009 年も終わろうとしている現在においては
「Internet の毒と薬」状態にある。
1990 年当時、盛岡市内の最古参の Computer 屋さんは KONAN という店だ。 ひょいと入って中にいた店員さんに色々と話してみた。 会社が引けてからだから 7 時を廻っていたと思う。 閉店まぎわの時間だろうが、 ここで僕はそれ以後強大な影響を受ける二人の NETWORKER と出会う事になる。 一人はまさにその BBS を構築した S 氏とそこに居合わせた MAC 氏である。 当時の KONAN は店内に BBS の HOST Computer があった。 つまり、彼ら二人がこの構築をした張本人だった訳だ。 話した時間は 10 時過ぎまでになった、 彼らと話した事もなかった初対面の僕がである。 それから僕は毎週の様に仕事に支障のない日曜日にはこの店へ通った。 しまいには IBM 機のことを知っているということで店員と間違えられた事もあったが、 気さくな彼らと交流する事で動かない Computer を動かせ るかも知れないと感じたからだ。
* 彼ら二人は盛岡の NetWorker でも有名な人だった事 を後で知る事になるけれど、いずれ現在でも KONAN NETWORK は無料で運営されており、 Internet の普及する前には盛岡でも重要な役割を果たして来たと思う。 実は Internet というものが成立する前から NTT の電話 利用する交流の手段はあった。それが過去のパソコン通信であり、今では伝説化しそうな Koara (大分県) や Le-Port (山形県酒田) というそれぞれの 道具はそれぞれの県知事たちの功績なのかもしれないが、 その裏にはその道具を成立させるための ボランティアと称される人々がいたということが もっとも重要なことなのかもしれない。 先見性はそれを支える人々によって支援されているという事実なのだろう。
その MAC さんにまず PC-DOS 用の通信 FreeWare を FLOPPY でもらったが、
これはやはり日本 IBM の K-DOS 上では動作しなかった。
困っているのを見かねてわざわざ僕の家へきて、
郵便受けに投げ込んで会わずに帰ったのだ。
MAC さんはそういう人であり、いまでも僕はこの人に感謝している。
中の一つが BASIC プログラムだった事もあり、改変という手もあったが、
当時の僕にはそんな技量は持ち合わせていなかった。
夏のある夜、S さんが K-DOS 用の通信 Software な
らば FreeWare で確かあったよ
うな気がするという素晴らしい言葉に歓喜した僕だった。当時の国内最大の Provider である
NiftyServe
の中でわざわざ捜してくれたらしかった。
二日程した真っ昼間、仕事の途中で KONAN によって
TM55
というそのプログラムをもらい、
僕はその夜初めて 5550 用に動作する通信 SoftWare を画面の中に見る事になる。
もちろん、通信 CARD もなければモデム (Modem) もないが、
後はそれらの機材を購入すれば良いという事は彼らから教わっていたから、
夜中に万歳した記憶がある。
* Nifty のパソコン通信は 1987/4 から成立し、2005/3 に終了した。 通信媒体(バックボーン)が変化しているのだから致し方ないと思う。 いわゆる「オタク」の道具であった媒体は大衆化の波の中に消えたのだと思う。 それは僕が「オタク」ではなくなった時であるのだと思う。
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上記に記載した CreditCard 会社の勃興は、銀行金融のあり方が変わったという事だ。 融資でもって利益を上げていた金融機関は、融資する先を企業から個人に変更しつつあるという事なの だろう。金を借りて実益を上げることに企業も個人も差別はなんら存在しない。 もっとも、営利を目的に借りているのかという検証が厳密である時代が到来していることは 史実であり、企業も個人も実は投下資本の増幅性(Karl Marx)か、その数量的限界可能性(Max Weber) なのかの混同の中にあると僕は思う。マネーゲームという悪しき言葉の成立こそ非難されるべき 事ではあるが、それも時代の流れだとしたら受け入れるしか方法は無いのだと思う。1990 年代の当時の Modem のスピードといったら 2400BPS ( Bytes Per Second ) が 普及し始めた頃であり、僕は KONAN から 1200BPS の Modem と、盛岡の 日本 IBM の代理店である店から最初に説明した非同期通信用の CARD を購入した。 CARD は 25.000円 もしたから、 これは高い買い物になった。今なら標準装備の RC232C コネクターを、 別に買うという事態は貴方に想像できるだろうか。始めるのが早すぎると言われればそれまでだか、 マイナーな日本 IBM 機を持った僕の運命として諦めるしかなかった。 そしてこの不幸はもっとひどい仕打ちに出会う事で増幅される。 と言うのは、早速僕は KONAN NETWORK と当地の TV 局の主催する パソコン通信の ID を入手した。目的である、IBM の情報をと思ったが、 結果は「そんなマイナーな機械の情報はわかる人がいない」だった・。 BBS 黒板でも、この人と思える人への E-MAIL でも同様だった。 9801 の情報に偏っていたこの時代には、 そんな機械があるのというくらいの返事さえあった。
それも、2009年に瓦解した。膨張という毒と薬を誤解した結果が、僕らの眼前にある。 資本主義社会が必要とするフロンティアの正体は、インフレを作り出すことでしか 多数の幸福を実現できない。簡単に言えば、一円を一円以上にするのがその行動理由である からであり、僕も同じ理由の下に売れる仕組みを作ることで生計を得ている。 致し方ないのだ・。
* 僕はここで S 氏と MAC 氏の知識の深さを思い知る事になる。 最初から彼らに訪ねれば良いのだが、僕は謙虚に考えたのだ。 もしかするとあまりに簡単な事を聞く事になるのではないのかと。 やがてその事は Network を利用する者にとって 正しい訳がなかったと気がつく事になる。
情報は相変らず皆無だったけれど、
僕は CONAN NETWORK のプログラムコーナーにDOS 汎用の Editor を
見つける事ができた。
もちろん UP したのは全部 MAC さんだった。
たぶん使えると考えた僕は、直ちに DOWNLOAD という事になるのだけれど、
これが途中で文字化けしてストップしてしまう。
当時はプログラムは LHA で圧縮し、
ISH
File に変換してダウンロードする形だった。
僕の MODEM は 1200BPS のエラー制御のないものだった。
今ではほとんど MNP4 以上のランクのエラーフリーになっているけれど、
当時はまだ 2400BPS MNP4 が出初めの頃だった。
LHA
は北海道の吉崎氏の考案した圧縮 SoftWare であり、
有料の SoftWare を押しのけて 1991 年の米国 SoftWare 大賞を受賞し、
世界中の User が恩恵に預かっている。
しかも、これは FreeWare であり、今でも雑誌等の付録には必需品だ。
ISH
は石塚氏の考案したプログラム等の File を、
文字だけの TEXT File に暗号化してしまう SoftWare であり、
文字だけの File になるので、
特別な File 転送プログラムがなくても送受信できる様に変換する
画期的な FreeWare だ。これも世界中で利用されていて、
特に通信環境が悪い地域の場合は、威力を発揮する。
いまでも環境の劣悪な地域では必需品だと言われている。
2008 年になった現在でも上記の圧縮解凍用の道具は必須のままだと僕には思える。
現実、社内で必要なデータベースプログラムを *.exe のまま送付したことがあるが、
何ともすばらしい(?) Virus Check がこの受け取りを拒否する設定が普通なのだと思い知った。
結局、実行 file の受け渡しにはこの圧縮処理が必須になってしまった。昔はそのまま送付受理
できたのだが、安全を求めることはそれによって複雑化する手順を覚える必要があるということになる。
なんとも僕には釈然としないのだが、貴方はどうだろう ??。
* LHA 、
ISH 、いずれの FreeWare も日本人の手によるものである。この現実に貴方は
何を考えるだろうか・。圧縮 FDD に解凍のために添付される恒常的な
SoftWare の作者が同じ国の人間であり、かつそれが著作権 Free で
あったことを誇りに思うだろうか・・?!。
このダウンロードは何回やっても、 ISH FILE 200 行程度の場所で通信 SOFTWARE であ る TM55.EXE はストップしてしまった。 BUFFER が少ないためだったかもしれない。いずれ、根を上げた僕は、 KONAN に電話して S さんにどうしたら良いか訪ねる事になる。
* ISH FILE にも形態がある。特に指定しなければ、 2 バイト文字を利用した/Sで変換する仕様にしているからだ、 /S8 という 2 バイト文字を利用しない変換にすれば文字落ちする事はなかった。 当時の 5550 と 1200BPS の無手順通信では対応できなかった。 おそらく V-20 という Chip は漢字の送受信にはまだ不備があったのだろう。
彼の解答は簡単だった。「Floppy Disc をもっておいで・・。」
彼は僕がなぜ Editor を欲しいのかを直感的に理解したのだろう。
僕と同じ地平に立って居たからだろう。
ワープロを利用しない人々はこの当時一杯いたのだ。
もちろんそれは作った data を継続利用しようとした必然的結果なのだけれど・・。
僕はその事を理解する二人に恵まれた。
日曜の昼間、S さんは僕を店の奥に連れて行った。
そこには KONAN NETWORK の HOST Computer があり、僕は彼の操作を見ていた。
彼は簡単に Floppy を Drive に入れて、
まさにその Computer に Log-in して download を始めたのだ。
つまり、Floppy disc へ download したのだ。
画面には ISH FILE だと判る文字が延々と続いた。
NTTを利用せずに、直接の download なんてのは
あんまりお目にかかれないのだが、この時僕は彼に出会えた事を本当に感謝した。
1200BPS で通信するより早いのは当然で、
電話回線を利用せずに同じ機械の中でやっているのだから、
信じられないスピードで終る事になる。
上記の事実は現在でも同じ現実だ。Internet というものを NTT の電話回線で利用する
人々はあまた存在するのだけれど、こと勤めている会社の内部の Computer を上記の手順で
認識している人は少ない。
なにせ連結されていて、操作が可能だったという現実を認識する方が大変だからだ。
すでに大量に国内に導入されている AS/400 用の ProCOM なんていう Windows 対応の
5250 system は上記を実現しているが、利用が限られた人になっているのは啓蒙が不足して
いるからだと僕は思うし、僕自身を含めて知ろうという意欲の問題だと僕には思える。
現実に僕は勉強不足で上記の手順を意識できないままだ。
また電話線以外の媒体を利用する形式も出現してきた。 アルファオメガ や 日本CATV 技術協会 など 有線 TV を利用した双方向情報サービスなど選択肢は広がるばかりだ。 他方では NET 電話の無料サービスが猛烈な勢いで浸透している。 YAHOO の DialPad や Net2Phone などの いわゆる Internet 電話は、音質さえ向上すれば一般電話を脅かすものとなるだろう。2003 年初冬における Yahoo!BB の圧倒的加入キャンペーンは この国の通信代がようやく世界と肩を並べたという事実の実証でしかない。 この動きは、間違いなく世界を日本に開放することになるだろうし、 逆に世界が日本に解放された年として位置付けられることになるだろう。 ADSL 加入者同士は通話料０円
を実現した IP 電話によって、 Internet はキーボードから遊離しようとしているのかもしれない。 貴方の地域の対応エリアを確認したければ、上記 に用意されている。 (^^)ついに完成！ ★無料ｹｰﾀｲ電話★は登録された携帯電話同士の通話を無料にしてしまう VoIP サービス を始めている。
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温故知新という言葉が存在する。実は将来を目指した奇想天外な発想は地方にこそ
存在した。ケーブルTV というものがこの国を変えようとしている。元々、地方が
経費を負担して独力で
敷設したこの高額な回線は、当時としては中央との情報格差
に追いつく為のものではあったが、
いまや、最新の交流インフラとして存在する事実すらある。
膨大な投資によって一度は破産した
Iridium 通信衛星も、
驚異的な低価格に再編されて個人の利用できる価格帯まで至った。 NTT に回線を独占されてきた国内で、 自由に回線を利用できるこれらの仕組みが NTT の存在を脅かしているのだと思う。 将来の為に利用されていない空の回線を第二次接続業者に 販売しようとしなかった NTT は、過去に自分で構築に協力した まったく空の回線の存在に脅かされているという事実は存在する。この存在の 有効利用は紛れもなく地方の時代を立証していくものとなるであろう・・。 左に掲載されている CATV の 国内最大のショッピングチャンネル「ショップチャンネル」がご紹介する「本日のお買い得商品」 もちろん、元々の TV CM を Intenet で駆使している site も存在する。TV そのものを演出できる機能を Internet に期待していたことはどこの企業であれ初期的には当然理解できる訳であり、 開き直れば動画を配信できるようになった network が TV を飲み込んだという事になるのかもしれない。 つまり、Internet というものが地方の時代を立証していく・・ ことになるであろう。 今後、東京近郊にいる人々の嘆きが増大するに違いない。貴方は誤解しないことだ。 利用者の多い東京が実は Network 上から見れば最も劣悪な地域かもしれないということを。 2010年になっても、ADSL を利用する僕の場合、とても繋がりづらいという現状は、 上記の具現だと思う。つながれば早いのだが、つながるまでに結構な再起動を要求される のは、たぶん回線数がケーブルに変更されるにつれ減少しているのだと僕は思う。 |
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チューリッヒを代表とする海外の企業が新しい保険リスクを持って
安価な保険を実現し始めている事実にだれもが気がついていることに貴方は素朴な疑問を
感じるに違いない。実は無償の透明性こそがこの世界の唯一の有償の証(あかし)なのだと
いうことに・・まさにその事実を裏付けるかの様に、2005 年になって価格 0 円の雑誌がこの国にも 勃興するようになった。その代表格であり大都市圏で無料配布されている R25 は 今や R25 mobile を起動、無料で携帯電話へ配信する Site を構築している。 情報はただであってもいらないという新しい人類の存在について 僕たちは何をするべきなのだろう。知価社会の本当の姿がその先 にあると思う僕は間違っているだろうか・・。
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